スクイズダイカスト

スクイズダイカストの特徴

ダイカストマシン

・縦方向射出による低速充填鋳造
・約1トンの高圧鋳造
・指向性凝固(凝固は上から、最後にゲート部)

これらの特徴により、巻込み巣の低減、引け巣の低減を図ります。

当社では型締めは従来のダイカストマシンと同一の横型締め、射出は下部より上方へ作動する機構を採用しております。
溶湯の保温性及びエアー排除に最も優れた方式です。

HPDC工法とスクイズ工法の比較

HPDC工法とスクイズ工法の比較イメージ

高圧鋳造

ゲート面積を大きく取り、アルミが凝固完了するまでキャビティ内へ約1Tonの加圧を保持し続けます。

高圧鋳造イメージ

指向性凝固

ゲート面積を大きく取ることで、圧力を伝えたい部分に対し加圧しながら指向性凝固できます(最終凝固はゲート部へ)。

指向性凝固イメージ

傾転ドッキング
射出システム

傾転ドッキング射出システム図

射出は、傾転ドッキングシステムにより、注湯より射出までの時間を最小限にし、溶湯温度の保持及び超低速射出を可能にしました。

スリーブ内溶湯の温度分布

スリーブ内溶湯の温度分布図

縦型スリーブは、横型スリーブに比べ溶湯の保温性に優れている為、超低速で金型に溶湯を充填することができます。

鋳巣の比較

鋳巣の比較

残ガス量の差に見られるように、鋳巣にも大きな差が見られます。

スクイズダイカストの主な用途

スクイズダイカストの主な用途